採卵後・・・こんなにもお腹が張るのか
病院から帰宅し、夕方ごろから段々と痛みが。
パナドールを1錠飲むと、すぐに治まった。
さすがパナドール。
プロテインとファイバーを積極的に摂るようにということで、夕飯は納豆ごはん。
翌日は休みを取っていたので、1日中だらだらとリラックスして過ごしました。
主にゲームしてました。
朝から早速、培養士さんから電話で受精報告が来ました。
9個中、4個が無事に受精した模様。
1個も受精しませんでした…っていう最悪のシナリオをずっと考えていたので、とにかくハッピー!
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その次の日は、朝から死ぬほど腹が張って、そして尋常じゃないほど腹が出ていましたね。
採卵後、便秘になりやすいと聞いていたので、食物繊維系のシリアル&ヨーグルトにフルーツとチアシードを乗せて食べ、きなこミルクを飲み、Movicol(便秘気味の時は必ずお世話になっています)を飲んだにも関わらず…
思いのほか出ない…
朝から培養士さんより電話。
受精した4個のうち、3個は分割して落ち着いているそうな。
おーよかった、よかった。
でも、それよりも何よりも、腹が張って出て重くて死にそうですと言いたかった…
一つ一つの動きを噛み締めて行わないと非常に辛いため、まるでスローモーション。
一歩一歩、前のめりでしか歩けないので、超絶な猫背になってるし…
耐えられず担当ナースに電話。
”みんなそうなるから安心して。とにかくお水をいっぱい飲んで出すこと。”
というアバウトなアドバイスをいただき、言われたとおり水を飲み続ける。
いつも通り、朝晩のヨガストレッチは続けられている。
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その次の日も、水を飲み続け。今まで生きてきた中で、今一番水を飲んでます。
おかげで夜中は2時間おきにトイレに起きるっていう…
なんでしょう、食べすぎた時みたいにお腹自体がでかくて苦しいんではなくて、
何かが内側から押し上げて圧迫している感じなのが、たまらなく辛いのです。
でも、この日も頑張って仕事です。
歩くのおっそ!!
ってくらい私遅いんですけど!!
亀のようにのろのろ歩いていたところ、培養士さんから電話。
いい感じにセル分割してますよー!だそうです。
ああ、もう、それだけが今の望みです。
採卵
朝からドキドキ、ワクワクのお待ちかねの採卵日です。
採卵の2日前には、クリニックへの支払いも、病院への日帰り手術代もすべて済ませ…
無一文です。
分割で支払うより、一括で済ませたほうがMedicareからの返金が早めに来るということで、一括で。
3日後くらいに約半額ほどが返ってきました!
が、なにしろMonashは費用が高いで有名。半額とは言ってもかなりの金額。
そして、いまだによくわからないのが、採卵日の病院使用代。
Monashが入っている私立病院での採卵手術となるので、そちらの料金はIVFサイクル費用には含まれません。
これがなんか知らんが2000ドルほどかかる。
最初見たとき二度見しましたよ!
これって、病院によって結構違うみたいですが、どうなんでしょう?
- 病院使用代 約$2000
(私立のためMedicareカバーなし。プライベート保険より$500ほど返金あり。)
- 麻酔科医への支払い 約$500
(Medicareより半額ほど返金あり。)
この、プライベート保険なんですが、IVFに関しては ”Minimum Benefit” というカバーにしていたんです。これも、私たちの詰めが甘かったんですが…
というのも、色々リサーチした結果、IVFのプライベートカバーは大したもんじゃないという情報が多く、月々の数十ドルの支払いをけちったんですね。
で す が
病院使用代がこんなにアホみたいに高いとは、そのときは知るよしもなく。
Hospital Cover Excess500(支払い最大$500で済む) が使えるんでは?ということに気づき。
まぁ、これでのちのちIVFカバーを見直すことになるのですが。しかもプラス月10ドルでよかったんです。Bupaのおばちゃんが教えてくれました。
(もちろん待期期間が12か月あります…はぁ)
さて、肝心の採卵です。
朝3時から何も口にしてはいけないということで、7時に病院へ。
人、多っ!!
朝っぱらからこんなにもオペをする人たちがいるのか?!
そして、なんやかんや書類にサイン。全身麻酔だから、必ずお迎えに来てもらわなきゃいけないよっていうのをやたらゴリ押しされ。
当たり前じゃん!一人で帰れるかい!子宮に針ぶっさすんだぞ!
と心の中で思いながら。
手ぶらで中に入り、(でもなぜかメガネケースだけ、しかとつかんでいた)
白い割烹着みたいなのと、白いストッキングを履き、リクライニングチェアーに腰掛け、あったかい毛布を掛けてもらい、しばし待つ。
40分ほどして、麻酔科の先生に呼ばれ軽く面談し、9時ころベッドに乗せられ手術室へ移動。
ここでいつものドクターの顔を見て、ほっと一安心。
間髪入れず麻酔科医から注射され、酸素マスクをはめられ、メガネを外され、ドクターに ”しっかり、ゆっくり息してね~” と言われながら意識飛ぶ。
この注射されてる間、ドクターがずっと手を握っててくれました!
目を覚ますとナースに声を掛けられ、そのとき10時くらい?
着替えて、トイレでかなりの出血に気づきナプキンを拝借。
戻るともうベッドがなくなっていて(笑)、ただのパイプ椅子に座ってボーっとするっていう。
紅茶とサンドイッチをむさぼりました。めちゃくちゃお腹が空いていたので。
そういえば、手に ”9” という数字が!
9個!
卵巣さん、いっぱい薬を与えて無理に刺激してごめんね!
ちゃんと育ってくれてありがとう!
しばらくゆっくり休ませよう。
2回目のスキャン
採卵前の最終チェックです。
朝8時にクリニックに行くと、私たちの前は女性同士カップルが!
おぉーと一人で勝手にドキドキしながら順番を待つ。
そういえば以前、ポッドキャストか何かで、女性の体内でも精子が生産可能で、男性の体内でも卵子の生産が可能である、といったような内容の新しいリサーチが発表された記事があったなーなんて思い出していた。
その研究を発表したのは、日本人の生物学者だったような。
そうなると、近い未来、子孫を残すために異性との性行為が必須ではなくなるのか。
サメやノコギリエイに見られる、単為生殖が可能になるということでしょうか。
なんとも興味深い。子作りにオスはもう必要なくなるということ?
さて、スキャンの結果、18㎜以上に育ってくれた卵胞が12個見られました!
18㎜以上ないと採卵できないらしいです、確か。
いっぱいできる人は、もっとできるみたいですが、もともと少ない私はかなり満足。いつものように、めちゃくちゃ褒められ気分もよくなり( ´∀` )
予定通り2日後に採卵となりました。
今夜ついに、Triggerを打つようにとのこと。最後の最後の注射です。
もうこれで、毎朝自分で自分に針を刺すこともなくなるんだなぁと思うと少しさみしい気も…
それにしても、Triggerっていう響きがいいなー。トリガー。
さぁ、行くんだ!卵諸君たちよ!外の世界で暴れてこい!
みたいな。
1回目のスキャン
自己注射期間中は、普通に仕事に行き、旅行で山に登ったり、友人と会ったり、コーヒーも飲むし、好きなものを食べ、
本当に変わりなくストレスなく、気楽に過ごせた感じです。
幸い、注射の副作用も全くなく、というのも元々AMH値が低いので、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)の心配もなかったのです。
(内心ビビってたけど...いらぬ心配)
AMHは、私の年齢にしては平均値の半分くらいだと言われていました。
さて、1回目のスキャンでは15個以上の卵胞が見られ、先生に”おぉー、この上ない出来!”と褒められ、ストレスフリーな生活が功を奏したのかなーやったね!なーんて調子に乗り。
この先生は、実によく褒めてくれるんですね。大好きです。
でも、こんなにすぐうまくいくんなら、誰も苦労せずに妊娠できてるわ!
と思い知ることになりますが...
1stサイクル開始
Levlenというピルを2週間ほど飲み続け、最後のピルを飲んだ3日後に、予定通りに生理開始。
そのまた2日後からついに自己注射スタートです。
私の通うMonashでは、高刺激の排卵誘発法であるアンタゴニスト法を行っています。
まずは、FSH と呼ばれる卵胞成熟ホルモンのGonal-Fを300、毎朝6:30に打つことに。
さらに、5日目からもう1本、Orgalutranという注射も加わり2本打ちに。
正直、針が大嫌いな私。
でも、このIVFの治療を始めるにあたって、いろんな方のブログを読ませていただきました。むさぼるように。
特に海外で治療をがんばっている方々のブログには、それはそれは勇気をもらいましたので、私も少しでも情報提供できたらいいなーと思っています。
Orgalutranは、ザ・注射器!という形をしているので面喰らいますが、それを思うとGonal-Fなんてペン型で針もほっそいし、はなくそのように感じます。
それでも、初日は意を決してぶっさすのに30分ほどかかりました。
ブログで情報収集した通り、YouTubeで使い方のビデオを見ながらやると、注意が散漫になるため痛みをあまり感じません。
あとは、お腹の肉を精いっぱいつまむこと。
つまんだ痛みのほうがでかくて、若干針の痛みを忘れます。
こんな感じで私の1回目のサイクルが始まったわけです。