ハクナマタタなIVFダイアリー

オーストラリアでIVF治療からの妊娠記録。気ままにだらだらと、日々の様子をつづります。

判定日

その日はイースターホリデー明けの火曜日。

 

朝7:30、オープンとともに、いつも採血でお世話になっている近所のクリニックへ。

いつものおばちゃん(ナース)と世間話しながら、ちゃちゃっと採血が終わる。

私は、このおばちゃん(ナース)が今までで一番痛くなく採血をしてくれる人だと信じています。

"Good luck!!" と言われ、クリニックを後にする。

 

その日のうちに結果はわかると言われていたのに、仕事中でまたも電話を逃すっていう…とほほ

もう5時をすぎていたので、翌朝1番にMonashに電話することに。

 

実は前の日からなんとなーく茶オリっぽい、生理の始まりっぽい雰囲気があったんです。そして、案の定、朝から生理が来ました!

 

一応電話して、ナースより、”今回は残念ながらNegativeだったよ” と報告を受けました。

”今朝から生理になっちゃったし、そうだと思ってた。” とは言ってみたものの。

胚盤胞のグレードも、そんなに良くなかったというのは分かっていたものの。

地味にショック。

 

でも、もしこのまま着床してくれていたとしても、リスクがあったかもしれないなぁ…とか考えると、ま、次へのステップとして生かそう と思えたのでした。

 

そういえば、一応もらっていたフライング検査薬は、結局使わずじまいです。

なんか、事前にショック受けるのも嫌じゃないですか。血液検査の結果とともにダブルパンチ!って感じで。

 

体外受精の成功率は、一概に30%~40%らしいので、3回は挑戦しないといけないな、と心してます。

 

 

 

 

胚移植後の過ごし方

クリニックから渡された、”妊娠中に注意するリステリア(細菌)感染と食事” の冊子を読んで、まだ妊娠したわけでもないのにやたら神経過敏になり、食生活に気を付けました。

 

高リスクの食べ物まとめ

  • デリや惣菜屋さんなどのできあい食品
  • Ready-to-eat(温めて食べるばっかりに一度調理されて冷蔵庫に並んでいるもの)の鶏肉
  • パテ(パテって何だと思いましたが、ペースト状にされた魚や肉だそうです)
  • パックされたサラダ、フルーツ(サラダバー等含む)
  • 生魚オイスター、刺身、寿司、スモークサーモン、茹でて売られているむきエビなど)
  • ソフトチーズ(カマンベール、リコッタ、フェタ、ブルーなど)
  • アイスクリーム屋さんのアイスクリーム(衛生上の問題か?)
  • 低温殺菌されていてない乳製品(Raw goats milkなど)

 

要は、家で自分で料理しなさいってことでしょうね。

あとは、着床までの過ごし方をいろいろリサーチしてみたところ、これが情報化社会の恐ろしいところで、何を信じたらいいのか段々わからなくなってきました。

バナナは体を冷やすから控える と言っているところもあれば、葉酸酵素が多く入っているからいいんだ というところも。

仕事からはできるだけ離れてストレスフリーにするだの、でも普段どおりが一番いいだの。

ま、普通に仕事は行っていますが…なにぶんお金がかかってますんで…

ドクターも、翌日から仕事して全然おっけー!って言ってたしな。

 

でも、一番納得したのは、

”そもそも〇〇が着床にいいというのがわかっていれば、ドクター達はその〇〇を処方するはずだろう!”

と言っているサイト。

だよねー。最初からわかってたらこんな苦労してないって。

 

目に入ってくる情報があまりにも多すぎて、もう調べるのやめました。

普通にしていよう。

そもそも、どんなに甘いもの食べても、何杯コーヒー飲んでも、タバコ吸っても、お酒飲んでも、運動しなくても、妊娠する人はするんだし!

 

一応、体を温めるために(子宮への血の巡りをよくすることが、多少の着床率アップに効果的だと鍼師さんのお言葉)、

・腹巻きと靴下の重ね履き

・土の下から取れる野菜中心の食生活

・コーヒーと糖分(お菓子)は体を冷やすのでやめる

・30分以上のウォーキング

・朝晩のヨガストレッチ

 

などを心掛けました。

 

昔から冷え性なんだよなぁ…

 

あとは、着床を助けるために、プロゲステロン(黄体ホルモン)補充剤であるペッサリーを朝晩同じ時間に入れています。

これがなんか気持ち悪いんです…白いカス的なものが出るんです…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胚移植日

ついに、頑張ってくれた1個だけの希望の卵さんをお腹に戻す日がやってきました。

しかし、実のところあまり期待していませんでした…

 

昨日、今日は  Calm and relaxね‼

と散々言われていたので、とにかくストレスを感じないようにしようと、鍼をしてもらったり、ウォーキングしたり、好きなドラマを見たりして、ゆーったり…

 

当日もリラックスして歩いてクリニックへ。

そして見事に、”移植直後に打つから持ってきてね”と言われていた注射を忘れる。(リラックスしすぎて、何の注射だったのかすらよく覚えてない…)

 

そのあとすぐに鍼治療を予約していたので、”いったん帰宅できないです…”と言うと、ドクターが、”いいよ、いいよ!鍼のあと帰ってからで全然おっけー!”とお気楽な回答。

え、てきとーなんすか⁉

と思ったけど、オーストラリアのこういうところ嫌いじゃない( ´∀` )

 

私の前に移植をしていたっぽい女性の、旦那さんと子どもが待合室でありえないくらいにギャーギャー泣いて叫んで騒いでいて、(正直ナースさん達も引きつった顔してたよねー)勘弁してくれよ…こちとらリラックスしなきゃいけないんだよ…とかなりナーバスというか、イライラしながらもしばし待つ。

 

若干、予定時刻より遅れて私の番が来ました!

 

最初に培養士さんが卵についての説明をしてくれて、卵の写真をくれました。見る限り、とても美しいとは言えない感じ…

移植自体は5分程度で終わり。特に痛くもなく。

 

培養士さんが長ーいスポイトみたいな注射器みたいなものに卵をつけて持ってくる

ドクターに渡す

スキャン画像を見つつ卵を子宮に戻す

そのまましばし待つ

培 ”All clear! (残ってません)

注:スポイトに卵が残ったまんまのことがあるらしい

ドクター、スポイトを取り出す

 

という感じの流れです。

 

ドクターは、相変わらず終始にこやかで優しい言葉をかけてもらっていました。

無事に終わって、無口なうちのパートナーに ”どういう気分だい?”と聞いていましたが、答えに困るよな…って思ってちょっと面白かったという。

 

ちょうど、そのときチャイムのような、なんだか素敵なことが起こったときのような音楽が館内に鳴り響きました。

何だ何だ!?という顔をしていると、ドクターが ”今マタニティー病棟で赤ちゃんが誕生したっていう知らせだよ。君も9か月後にこれを鳴らせるように祈ってるからね!”

と言ってくれました。

 

 

 

絶対いつか鳴らします、私!!

 

 

 

 

 

胚移植前日

1か月ほど日本に帰り、治療のことなんてまるで忘れて暴飲暴食の日々。

若干増えた体重と風邪を引っさげてオーストラリアへ戻り、それから珍しく人と会ったりで外食もいつもより多く…

家では野菜中心の料理で、なるべくヘルシーに体にいいものを~なんて考えても、外食はやはりよくないですね。

ただでさえ、この国の料理はオイリーで味付けの濃いものが多いのに…

 

反省…

 

さて、ドクターとの面談です。

 

スキャンで卵胞の大きさを見てもらい、何日後に排卵かなぁ~ということを話し、

自分で排卵チェッカーを使って排卵日を確認するとともに

2度の血液検査とドクターとの面談を経て、胚移植日が決定しました。

 

移植前日には、鍼治療を初体験!

女性の日本人鍼師さんにやってもらいました。とても穏やかで柔らかーい雰囲気の方で、施術中にウトウト…

鍼も全然痛くなくて、お灸のようなものも少しやってもらい、ものすごく温かくて気持ちがいいんです。

鍼は髪の毛よりも細いんだそう。

その日はずっと体がぽかぽかしていました。元々、手先と足先がひどい冷え症なので助かりました。

 

 

 

 

 

 

 

お休み期間

一時期は、もう何というか、すべてのことが斜めにしか見られなくなっていましたが、よく考えたらまだ1回目じゃないか、初回からこんなんでどうする、もっともっと頑張っている人だっているんだ、というかまだ胚移植すらしていないじゃないか!

 

うじうじ考えたらウジ虫になっちゃうよ!と自分を奮い立たせるε-(/・ω・)/

日本帰国まで時間もあることだし、いったん体を休ませる期間にして、思いっきり好きなものを食べ、好きなことをし、自分を甘やかすことに。

 

ブリスベンColdplayが来てくれたので、コンサートではっちゃけてみたり\(^o^)/なんともう20周年だそう!

クリス・マーティン結婚してくださいと思いました(。•ㅅ•。)♡

 

ちょうどクリスマス前シーズンで仕事が死ぬほど忙しく(リテールです)、余計な事もあんまり考えずに済み、クリスマスはケアンズでリラックス、年末はずっと仕事、大みそかは疲れすぎてやっぱり10時頃就寝。

なんとなーく年を越すっていう…

 

治療してたら、本当にいろんなことに直面して、ありえないくらいいろんなことを考えてしまって心身ともに疲れるけど、うちの母がよく言う、

”苦難は乗り越えられる人のところにしか来ない”

という言葉をいつも頭の中のどこかにキープしています。

 

”Things happen for a reason.”

 

起こるべくして起こっていることなのだろう、と意味のあるものとして受け止めるしかないんでしょう。

 

そんなことを考えていた2017年の幕開け。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクターと面談

翌朝。

 

いつも大体10時には寝るのに、ゆうべは眠れず、妊活関係の掲示板を漁って就寝したのは日付が変わった頃。そのため起きれず。

7時頃、心配したパートナーが起こしに来る。

そして、朝食は作らなくていいから気分転換にと、近所のカフェへ連れて行ってくれました。

 

この日一日で、まぁ割と自分の中でも落ち着きました。

 

仕事中、培養士さんからの電話に出られず、パートナーの方へ連絡がありました。

詳しく聞くと、昨日の "Not very good news" は、そこまでBadではなかった模様!

やはりきちんと話を聞き取れていなかったんですね。

最後の頼みの綱だった1個の卵が、ベストな質ではないけど胚盤胞まで到達し、冷凍保存できるレベルとのこと。

ただ、肺移植前に、PGD(Pre-implantation Genetic Diagnosis:染色体異常などを調べる着床前診断を受けるように予定していたのですが、それをするためのBiopsy(生検)ができるほどには質が良くないということでした。

 

この3か月後に、日本へ一度帰らなくてはいけなかったので、また戻ってきた後に移植を予定し、この大事な大事な卵さんを冷凍保存しました。

 

 

 

数日後、ドクターと面談。

 

ドクター曰く、この1個に望みはあるそうだ。

 

えーほんとかなー…

 

と心の中でつぶやく。

 

卵の質も大事だけど、それをきちんと着床してあげるためのベッド(子宮)も大事!体のコンディションも大事!

どんなに卵がよくても、子宮がちゃんと準備できていなかったら着床しないんだよ。

と説明され、ちょっと勇気をもらう。

ありがとう、ドクター…

 

きっと、これまで何年もの間、何千何万人もの私のような女性たちを治療し、私の想像できないようなたくさんの経験を積んでこられたに違いないんだ。

そして、その手で何人もの命をこの世に誕生させてこられたんだ。

世界初のIVFによる妊娠を成功させたMonash!

を信じて頑張ってみようと思ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダークな感情

採卵から5日後。

 

なんと朝起きると腹が張っていない!

なんで?

何があった?

誰かが寝てる間に針でも刺してくれた?

そういえば、Triggerを打ってからの1週間がピークってどこかで見たような…

 

いや、まだ確実にお腹は絶賛デカいんですが、気分が全然ちがいます。

 

この日は日曜日。毎週、片道40分のウォーキングを兼ねて朝のマーケットに行っています。

それも6時頃から…

野菜や果物を1週間分大量に買い込んで、タイヤのついたゴロゴロする買い物バッグ(って何か名前あるんですかね?)に詰め込んで、また歩いて帰ります。

でも、さすがにこの日は歩くのは無理だったので車で。

日曜日なので、分裂状況の報告電話はなし。

 

 

翌朝、培養士さんより連絡。

なんと、唯一いい感じだった1つがBlastcyst(胚盤胞)に達していないし、見込みがなさそう的なことを言われました。明日まで様子を見て話しましょう。

でも、しょっぱなに ”Not very good news" って言われたことで、それ以降の話が頭に入ってこなくて、ちゃんと聞き取れなていなかったと思います。

残りの3つは、どうもよくない感じ。分裂が止まっちゃったっぽいです。

 

あーあ。

 

そんなに簡単にはいかないんだなぁ。

 

まだ1回目というのもあるけど、なんだか急に世の中のすべてのハッピーなもの・ことにダークな感情しか持てなくなった今。

ホルモンバランスが崩れていたのもあってか、夜帰宅したパートナーに罵声を浴びせ、号泣し、もう心底いやだと思ってしまった。

注射とか頑張ったのに…

 

でも、こんな情緒不安定な人間のもとに赤ちゃんなんて来ないよなぁ。

 

夜眠れず、ひたすら掲示板を見る。