ハクナマタタな育児ダイアリー

自我強め・超偏食王子(2歳児)と、大自然豊かなオーストラリアにいるのに、コロナを経てインドアに拍車がかかってしまったヒッキー母ちゃんの育児奮闘記録とたまに小言で毒吐いてスッキリするブログです

奴らの季節がやって来た

オーストラリアに住む人なら誰もが知っている、悪名高き奴らの季節がやって来ました。

 

そう、サンドフライ!

またはミッジ!

 

私はこいつらに本当に痛い目に遭わされています。

 

奴らとの最初の出会いは、忘れもしない、オーストラリア2年目の夏。タスマニア旅行中の出来事。

Rossという割と田舎な町にある、魔女の宅急便のパン屋のモデルと言われているパン屋の2階に泊まった時のこと。

タンクトップにショートパンツで右向きに寝ていた私は、朝起きて自分の体を見て驚愕します。左足の甲から太ももまでと、左腕から左肩まで、まるでアートの様にうっすらした無数の赤い点々が流れるように描かれていたのです。その数、ざっと100個以上はあったと思われます。

 

その時は「なんか痒い気がするかも」ぐらいで、酷いダニにでも噛まれたと思ってとりあえず薬局に行くと、

「あ、それサンドフライやね」

とさらり!

かゆみ止めを買って塗り始めたけど、午後位からもう死にたくなるほどの猛烈な痒みに襲われ、残りの楽しい旅行を見事にぶち壊してくれたという忌々しい思い出。

 

何をしていても痒い。蚊に刺された時の比じゃないのだ。一個や二個刺されただけでも、夜寝ていても思い出して掻きむしる位の痒さレベルなのに、100個ですよ、100個!!いくらなんでも、こんだけ刺されるって相当なマヌケだと思われただろう、帰ってきてすぐ行ったGPで。

 

かきむしりたい衝動を必死に抑え、虫刺され用クリームとステロイドを交互に塗りまくり、全身が熱を持っているので、アイスノンを全身に当てながら眠れぬ夜を過ごした。2〜3週間は痒みが続き、この全身の皮を今すぐ剥いで取り替えたい!と懇願するほど辛すぎてリアルに毎晩泣いてた。

 

刺され跡が段々と枯れてきても、色素沈着して跡に残ってるのを見るだけでもあの猛烈な痒みが蘇る。数カ月経った後ですら、思い出して痒くなることがあるのがサンドフライの特徴。

 

毎年、クリスマスは夫の実家があるケアンズに行くので、その時も残念なことに大体刺されて帰ってくる。ケアンズは奴らの宝庫。

 

今回はいつやられたのか…公園や水辺によく行くからその時だろうけど。

蚊よりかなり小さくて油断しやすいし、刺されてもすぐに痒みが出てこないから、刺されてものほほんとしていた自分が悔しくてたまらない。

刺され続けると段々と抗体ができてきて、痒さレベルも和らいでくると聞いたけど、全然そんなことはない。今でもフレッシュに痒い。

ちなみに、オージーは生まれながらに抗体があるので、ほとんど痒みを感じないらしい。パン屋の2階で同じ部屋に寝ていた彼(現夫)は何ともなかった。

 

 

基本、奴らは、暑すぎない/まぁまぁ暑い日の湿気の多い水辺に多く出現して、特に日暮れ時に活発化する。

できる事といえば、なるべく虫除けスプレーをふりまき、肌の露出を控える事くらいか。そもそも、奴らのいそうな水辺を避ける事かな。

 

もし刺されても落ち着いて、薬局で虫刺されクリームを買って地道に塗ったり、冷やすことです。薬剤師に相談して、必要であればステロイドクリームを塗ってもよし。

私的に効いたなっていう虫刺されクリームは、SoovItch-eze。後者の方がおすすめだけど、なかなか売っていない。