ハクナマタタな育児ダイアリー

自我強め・超偏食王子(2歳児)と、大自然豊かなオーストラリアにいるのに、コロナを経てインドアに拍車がかかってしまったヒッキー母ちゃんの育児奮闘記録とたまに小言で毒吐いてスッキリするブログです

鼓膜チューブ挿入手術①

ベビ男、耳の手術当日!

朝6:00 Wesley

相変わらず早いけど、朝型のベビ男にとっては好都合。子どもから優先的に朝一でスケジュールされるらしい。

 

手術予定時刻が7:30で、全身麻酔をするためもちろん6時間前からの絶飲絶食。お水だけは2時間前までOKということで、5:30に起こして少し飲ませておいた。

いつもなら6:30には朝食を食べるので、絶対お腹空いて機嫌悪くなるだろうなという心配は、見事的中することになる。

 

まず、ナースと面談した後、麻酔科医と面談。

病歴やアレルギー等確認。以前、PBB(細菌性の気管支炎)があった時、GPから少しだけ心雑音が気になるということを言われていて、そのことで少し全身麻酔に影響するかもしれないと言われ、少しだけ不安になる。

それから、身長・体重も測定。13.8kg!

 

しばらく待合室で待った後、日帰り手術病棟の待合ベッドへ移動となったんだけど、ここからは一人しか付き添いできないと言われ、私がベビ男を抱っこして連れて行った。

あ、ここ採卵したときと同じ場所かも!ドキドキしながら順番待ってたなぁ…。まさか再び、今度は自分の子どもを連れて戻ってくるとはね。あの時は知る由もないよね。

 

これから手術という人達が、ずらりと並んだベッドにカーテンで仕切られて待機してるんだけど、ベビ男のバッグを夫に預けてしまったので、おもちゃも絵本もTVも何もなく、ひたすらグズってました。

持って行くべきだった………

絵本とかあるよって言うから……!

すぐ順番呼ばれるよって言うから……!

携帯の電源を切るようにと張り紙にあったけど、どーにもこーにもいかないので動画見せてたけど、お腹は空いたわ、動けないわ、ここはどこだで、とにかく泣いてた。腕につけられるネームバンドは3回ほど引きちぎった。

 

周りのベッドはどんどん移動していって、立ち食いそば屋みたいに回転率がいいのに対し、何故だか私達だけやたら待たされてさぁ。かれこれ1時間近く。予定の7:30はとうに過ぎ、もう8時まわってた。

ナースの一人に「あとどれくらい待ちますかね?」と聞いても、ドクターが来ない事には…という感じで、泣いてるベビ男を見かねて魚のいる水槽がある場所まで連れて行ってくれた。しばらく落ち着いて魚を眺めていたら、ようやくドクター登場したらしく呼び戻された。

 

息を切らしたドクター(走ってきたのか?)と少しだけ話をして(ほんとに最低限の質問しかできず!)、いよいよ手術室へ移動となった。私もガウンとキャップを装着。ベビ男も早くから着けてスタンバってたよ。

 

さあ、手術室。

ベビ男をベッドに乗せてガスマスクで眠らせるよって寸法なんだけど、これがまぁ泣いて泣いて私から離れず難航。そりゃ怖いよね。変な格好の大人が大勢いて、意味も分からず何事だって感じ。

 

私が抱っこしたままベッドに半分腰掛けさせて、ナースが腕を押さえて、泣き叫んでいるところを麻酔科医が声かけしながら、マスクを半ば無理やりかぶせ始めた。

 

え、息できる?!

 

私、心中全く穏やかではなかったけど、母親の私がしっかりせねばと、落ち着いてべビ男に声掛けとシューシュー言いながら背中をさすってた。ベビ男、すんごい勢いでそれでも泣いてて。

私の方を助けを求めるような目で見ながら、段々と泣き声が弱くなっていき、私を掴む手の力もなくなっていき、白目をむきながら目が虚ろになっていく。この時のベビ男の顔を私は一生忘れないと思う…

 

ショッキングで呆然としているところ、

 

「Well done mummy!! Great job!! See you later!!」

 

あ、私退室させらるんだね。

 

そらそうだよね。オペ室で見学してていいわけないよね、普通に考えたら。

 

さっきの水槽に連れて行ってくれたナース(割と年配の女性)が、「大丈夫?さぁ、行こう。」と背中を押してくれて一緒にオペ室を出た。ガウンとキャップを脱がせてくれて、夫のいる待合室まで連れて行ってくれた。なんかお母さんみたいに優しくて泣きそうになってた。

 

長くなったので続く。